除雪機

除雪機のメンテナンス|自分で行えるこれだけはやっておきたい4つの項目

除雪機は車のように使用頻度が多くありません。稼働期間は多くても4ヵ月です。使わない期間も長いのでトラブルも多くエンジンが掛からないことや除雪途中で止まってしまうこともあります。

トラブルを回避するためにもメンテナンス点検が必要です。毎回、購入店に連絡し家まで来てもらうのもよいですがやはり出張費や作業料がかかるので避けたいところ。

納品時に販売店からメンテナンス方法を説明されたけど、忘れてしまった方も多いと思います。今回、復習も兼ねて自分でもできる最低限やってほしい除雪機メンテナンスを4つ紹介いたします。

本記事は初めて除雪機を買った人向けのメンテナンス内容になっています。これから長く付き合うことになる除雪機なので

本記事の内容
  • 除雪機の最低限必要なメンテナンスとは?
  • 除雪機を長く使うためにはどんな点検が必要?
  • 初めて除雪機を買ったけど何のメンテナンスをしていいかわからない!

除雪機の自分で行えるメンテナンス方法

除雪機の最低限やってほしいメンテナンスは主に4つあります。

  1. オイル交換
  2. 安全ボルト交換
  3. バッテリー点検
  4. 除雪機の洗車

上記の4つのメンテナンスをやるかやらないかで寿命が大きく変わってきます。

オイル点検・交換

まず1つ目はオイル交換。

除雪機には主に3つのオイルが使用されていて、駆動部に使用れているギアオイル、無段階変速で使用するHSTオイルそして心臓部であるエンジンオイルです。

3つともとても重要なオイルですが自分でメンテナンスできるオイルはエンジンオイルになります。

例えばエンジンオイル交換・点検を怠ってしまい適正量が入っていないと最悪エンジンが焼き付いてしまい高額な修理代がかかってしまうこともあります。そうなるとエンジンを最悪乗せ換えしないといけなくなります。

オイル交換と聞くと難しいイメージですが、自動車のように専門的な整備環境も必要としませんし専用工具も必要なくオイル量も少ないので安価に交換できます。

先ほどお伝えしたエンジンが万が一焼き付いてしまうと何十万という修理代金が掛かりますので、エンジンオイル交換はしっかりと行いましょう。

使用する前にオイルキャップを外しオイル量を確認することです。

自分でオイル交換する場合の費用は1200円ほどで行うことができます。長く使うためにもオイル交換はしっかりと行いましょう。

安全ロックボルトの点検・交換

2つ目は安全ロックボルトの点検・交換です。消耗する頻度が一番高い部品です。

機械の負担や使用者の安全性のためわざと折れやすいボルトを使っています。石やブロック、固い雪で折れることがあります。メーカーや機種によって折れる頻度は変わりますが1シーズンに20本以上交換する方も多いです。

注意していただきたいのが頻繁に折れるからと言ってホームセンターで売っている固いボルトを使ってしまうと、オーガ部分の止め穴が広がりボルトでしっかり止めていてもがたつきが出てしまいます。

そうなるとさらに折れやすくなりオーガやブロア羽の交換が必要になり修理代金が高額になりますので、除雪機を使用する前に必ず安全ロックボルトのゆるみがないか確認することです。

点検カ所はメーカーや機種によって違いまので説明書や販売店に確認しましょう。

バッテリー点検

シーズンオフとシーズン初めの計2回充電を行うことです。特に使用していない夏場のバッテリー充電はとても重要です。

除雪機のバッテリーの平均寿命は5年前後ですが、充電を行わないと2年ほどでバッテリーの性能が落ちてしまいエンジンが掛からなくなります。

バッテリー内部に蓄えられた電力は時間がたつにつれ放電してしまい蓄電量が全くないまま放置すると性能が低下し再度充電しても復活しないことがあります。

シーズンに使用しない場合はバッテリーのマイナス端子を外し、夏場と冬前に充電をすることが長く使用できるポイントです。

ちなみに機種によりますがバッテリーの価格は1万円~2万5千円ほどです。

充電器はアマゾンなどで販売されている2000円~3000円ほどの安い充電器で十分です。充電方法も簡単などでぜひご自身でトライしてみてください。

除雪機の排雪・洗車

  1. 使い終わったら除雪機から雪を取り除く
  2. シーズン終わりに除雪機を洗車する

この2点をのメンテナンスを行うことにより、部品の錆びや劣化を発見し防ぐこともできます。

1つ目の除雪機から雪を取り除くことですが、実はやっていない人が多いです。雪を取り除かずに放置してしまうと次の日使う際にシューターやオーガが凍ってしまい、動かなくなってしまいます。

走行するけどオーガクラッチを入れた瞬間にエンジンが停止してしまった。などの症状が出てしまうこともあります。
その日使い終わったら専用の除雪棒で雪を取り除いてください。

雪を取り除く際は必ずエンジンを停止してから作業すること。エンジンを掛けたまま排雪しようとし手が巻き込まれたという事故も年間数件ありますので気をつけてください。。

2つ目は洗車です。洗車のようにシャンプーで洗う必要はないですが、清水で軽く洗ってください。錆が出てしまうとボディに穴が開いてしますこともあります。

融雪剤をまいているエリアであれば特に注意が必要です。

洗車頻度は可能であれば1ヵ月に1度ですが最低でもシーズン終わりに洗車を行うことにしましょう。

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除雪機を長く使うために必要な点検とは

除雪機を長く使うためには2~3年に1度は専門の業者や購入店で整備をしてもらうことです。

これまでセルフメンテナンス方法をご紹介しましたが、やはり自分で行える作業内容には限界があります。

専門的な知識や工具が必要となり、間違った作業を行うと事故につながることもありますので注意が必要です。

メンテナンス料金は店によって違い、メーカーや機種によっても点検項目が違いますので購入店やお近くのメーカー指定工場に聞いてみてください。